庄 I A : 庄内とけちゃま中央情報局のブログ

んだんだ脳炎などのアナログ通信からデジタルに移行した基地外のブログです。 ついでに、多重人格者(えっ!私だけなんですかねえ?)

元農水大臣の山田正彦氏が、週刊現代に連載中の【亀井静香の政界交差点】で紹介されました

 山田正彦さんのamebaブログ 2020年01月20日記事

亀井静香さんの連載

https://ameblo.jp/yamada-masahiko/entry-12568583501.html

亀井静香さんが週刊現代に連載中の政界交差点に今発売中 (1月25日) の号で 私のことを書いていただいています。

 

私も読んで、亀井さんが私のことをそのように思って頂いていたのかと驚いているところです。

 

気恥ずかしい思いはありますが、 読んで頂ければありがたいと思います。

 

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※1 各画像拡大は、右クリック→リンクを新しいタブで開く

※2 山田正彦さんamebaブログの画像が読み取りにくかったので、珍しくもコンビニで週間現代を購入&スキャニング&文字起こしもしました。

 

【週間現代(画像)P76&77の文字起こし】

亀井静香の政界交差点  f:id:hijyoshikimono:20200121213821j:plain

 

直人政権で農水大臣を務めた山田正彦さんは、もともと地元の長崎・五島列島畜産農家をやっていた。

農業については誰よりも詳しい。

その上、弁護士でもあるから法律にも強く、政策能力が非常に長けている。

 

俺は山田さんを「現代の佐倉惣五郎」だと思っている。

佐倉は江戸時代の義民で、重税に苦しむ農民のために将軍への直訴を行い、処刑された伝説がある。

常に弱い人の立場の人の見方で、自分のことよりも日本全体の国益を考えて活動してきたのが、山田さんだ。

苦しむ農家を助けようと尽力してきた。

 

それが花開いたのは、民主党政権が目玉政策のひとつとして行った戸別所得補償制度だ。

これを指揮し、実現させた人物こそ、山田さんだった。

 

山田さんとの距離が近くなったのは、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)の反対運動でのことだ。

民主党政権下、2010年に首相となった菅直人は、突然TPPへの参加検討を表明した。

まだ誰もがTPPなどという言葉も聞いたことがなかった時期だった。

 

俺はTPPに対し、グローバルに自由貿易を推進していく協定であるという時点で、違和感を抱いていた。

 

誰よりも早く危機感を持ったのが山田さんだ。

そのとき山田さんは農水副大臣から大臣に昇格していたが、閣議でも強く反対していたという。

すると、その後の内閣改造では大臣から外された。

 

山田さんはすぐ「TPPを慎重に考える会」を発足させると、あっという間に250人にのぼる議員を集めた。

発起人だけでも114人いた。

当時、TPPがいかなるものか、細かいことまで知っている議員はほとんどいなかったはず。

山田さんがこれだけ反対する以上、よくない協定だろうと考えたわけだ。

それほど信頼の厚い人だった。

 

会を発足させた山田さんは、すぐ俺のところに会いにきた。

俺は「TPPだかPTAだかわからんが、山田さんが反対というなら俺も反対だ」と応じた。

そこから山田さんと一緒に反TPP運動を展開していった。

 

第50回 山田正彦 f:id:hijyoshikimono:20200121213939j:plain

 

絶対にぶれないこの人と、

2人で政党を作ったときのこと

 

TPPは日本にとって自殺行為である。

日本の農家を確実に滅ぼす。

ただでさえ、アメリカにはやられ放題。

今もトランプが過大な要求をしてきて、日本政府もそれを受け入れるだけの状況だが、日本の農業はこのままいくと、トランプというブルドーザーに押しつぶされてしまう。

破壊力は一層高まるだろう。

 

さて、2011年9月、野田佳彦政権になるとTPP推進の動きはさらに加速した。

野田は「TPPに賛同しない議員は選挙で公認しない」とまで発言。

そして、選挙の11月に解散をしてしまう。

 

TPP反対の急先鋒である山田さんはやむなく離党を決断する。

そこで、無所属になっていた俺と2人で政党を作ることになった。

 

は解散になるとすぐに山田さんに電話して、2人だけで会うことにした。

丸1日近く話をした。

「ここまでやってきたんだから、やれるだけのことをやろう」

 

俺たちの意見は一致した。

当時の民主党政権下はTPPばかりでなく、原発再稼働推進や消費税増税までやろうとしていた。

俺は3・11の原発事故を目のあたりにして、もう原発に頼るべきではないと思っていた。

消費増税に至っては民主党マニフェストで「4年間は上げない」と約束していたことなのに、それさえ反故にしようとしていた。

 

たった2人で「反TPP・脱原発・消費増税凍結を実現する党」が結成された。

 

マスコミには「これは出世魚だ。だんだんでかくなるから見ておれ」と啖呵(たんか)を切ったが、結果としては大きくなることがなかったのは残念だった。

 

それでも、短い間に次々と動いた。

さすがに2人だけだとどうにもならないので、まずは消費税増税に反対していた名古屋市長の河村たかし率いる地域政党減税日本」も加えた。

さらに、反原発知名度の高かった当時の滋賀県知事・嘉田由紀子さんが作った党と合流することにした。

最終的には、小沢一郎民主党から離脱して作った勢力「国民の生活が大事」とも合流して、[日本未来の党]として衆院選を戦うことになった。

 

は当選できたのだが、もともと選挙は強くなかった山田さんは敗北を喫し、議席を失ってしまった。

未来の党の現職議員は60人以上いたが、選挙区で勝てたのは結局俺と小沢だけで、党としては大惨敗だった。

俺は山田さんという政治活動を共にできる仲間を失ってしまったのだ。

 

山田さんは非常に地味だが、人間関係をとても大事にしている。

約束したら絶対に守る人だ。

強固な信念を持って政治活動をしていた。

だから、姿自体がぶれないでまっすぐしている。

 

隠れキリシタンで有名な五島列島の出身で、自身もキリシタンの家系だった。

そういう宗教心に裏打ちされているのだろう。

一番尊敬している政治家といっても過言ではない。

あそこまで純粋な生き方ができる人は稀だ。

 

行動は一貫している。

今でも弁護士として、TPP反対活動を先頭に立ってやっている。

議員でなくなってからは自分の私塾「炉端政治塾」を作って、若者に夜を徹して政治を教えている。

俺も講師に招かれて話に行ったことがある。

 

去年は「紹介したい人がいる」と山本太郎を連れてきた。

山田さんは「太郎が1人で新党を作る。亀井さん、用心棒になってくれよ」と頼んできた。

そこで初めて山本太郎と話をしたが、非常に面白い男だ。

日本の将来を切り開いていく存在になりうる。

三宅洋平を連れてきたこともあったが、面白い若者が山田さんのところに集まるのだ。

 

お互い政界を引退しても良い間の友情が続いているのは、ありがたいことである。

 

(文字起こし終わり)

 

※3 当時のハイライト動画も発見!

121119 亀井静香議員・山田正彦議員 新党「反TPP」党結成会見

https://iwj.co.jp/wj/open/archives/41135 よりYouTube抜粋

↓  ↓は、亀井静香氏が週刊現代に連載中の【政界交差点】

       今発売中 (1月25日) の号で山田正彦氏を紹介

  f:id:hijyoshikimono:20200121214228j:plain

 

YouTubeタイトル

121119 亀井静香議員・山田正彦議員 新党「反TPP」党結成会見

 

 4:48 https://youtu.be/T4UH4Ig9fTc

2012/11/23公開

Movie Iwj