庄内では、だだちゃ豆がてんこ盛り
東京で売られる高価なだだちゃ豆が、
鶴岡では毎日新鮮てんこ盛りです。
でも、画像は記事更新ができなかった頃の少々古いものです。
タイトルを【ただ今、季節労働支援中１０】 と、したかったのですが、
実際には、稲刈りの段取りで草刈りや加工用砂丘大根種まき・強風対策と除草を兼ねた土寄せなどを、でかしてから休んでいました。
農場主さんが言うには、稲刈りは昨年も息子さんと２人だけでもできたので、手伝いに来ても来なくてもどちらでも大丈夫という事でした。
10/26土から、季節労働再開しましたが、昨日は大根中間管理の段取りができていないので、再び飛び石連休の連絡。
そして本日も同様で、収穫米の輸送と集まりでてんてこ舞いなので、またいきなりの休み電話有り。
実質、明日から本格的にお手伝いの再開になるようです。
よその地方の事は知りませんが、こちらで規格外を別名：ハジキと呼称しています。
生協の有機農産物基準は、農協基準からみれば、遥かに緩いですが、そのハジキが毎日大量に出てきます。
農協基準は、見た目重視で、ほんの少しの機械擦り傷・虫が表面を這った程度でも弾かれるので、絶対必須の農薬も買わされます。
これだけ見た目がうるさいと、捨てる方が多くなり、作る人が段々少なくなるよね。
有機農産物生協基準も見た目基準がありますが、少々の擦り傷・虫が表面を這った程度はＯＫ。
美味しければ、多少の見た目悪さは良い。
最終的には一家で手選別ですが、その前に豆脱穀時の機械による身の厚み選別。
どんな農業機械でも同様ですが、この機械選別が実に大雑把で無駄が多いので、けっこうまともなものを弾いてしまったり、不良品が混じったりします。
やはり、農産物は自然界の贈り物なので、工業製品とは違い、形それぞれに個性があり不揃いです。
正確な機械選別は不可能ですね。
まあ、人間にも個性があるはずですが！
個性のない画一資本主義教育の元で、変わり者一辺倒の私も規格外として時々弾かれます。
それでも、幸せだと思っております。
機械で出たハジキの選別までは、手が回らないので、人にくれたり自家用にします。
手選別で見た目が悪くとも、まともに食べられるものばかりです。
だから、けっこう喜ばれます。
今年のだだちゃ豆は、６月の長雨で不作でしたが、見た目が基準以下だと買ってはもらえません。
不作で品不足なら、ハジキも買ってくれよ！ と言いたくなりますが、こちらの世界にもクレーマーという馬鹿者が存在するものです。
クレーマーこそ、社会のハジキだと言いたくなりますが、正直者よりも馬鹿者の方がまかり通る世の中になってしまいましたね？
消費しきれないハジキの自家用を、毎日大量に頂いてきます。 畑に廃棄するしかないですからねえ。
私の場合は、豆腐作り用１８リットル鍋で２キロ×２回茹でます。
３回目は、さすがにしんどいので１日に４キロしか頂いてきません。
残りは、隣近所や豆腐のお客さんや友人知人に大量に配っています。
豆腐のお客さんは、みなさん正規品を１キロずつ買ってくれるので、ハジキ２～５キロをオマケでつけています。
頂いた正規品の代金はピンハネせずに、コスト面・労働面で御苦労の多い農場主さんに、毎回還元しております。
代金を頂いても良いなんて言われるんですが、私はだだちゃ豆をほとんど買った事がなく、貰いものばかりで間に合っているので、申し訳なくてね～
でも、農家と疎遠になっている方は、スーパーや直売所でも今年は品薄で入手困難だと伺いました。
これまでの経過お知らせの通り、有機農業の手伝いも大変ですが、規格外の貰いものだらけで、私の食は豊かな方だと思います。
食は生活の一部ではあるものの、他の事にも大きく波及するので、大きなウェイトを占めています。
だから、変わり者一辺倒の私でも、幸せだと言いたかったのです......マル
冷蔵庫・冷凍庫がだだちゃ豆で溢れ返りましたが、３日程前にやっと食べ切りました。
家庭用冷凍庫での保存は、いいとこ２週間が限界です。
過去の経験から言うと、１カ月の冷凍物は風味が落ちすぎて、美味しくありませんでした。
業務用冷凍庫なら、もっと長く保存できるんでしょうがね。
以上、規格外の記事でした～～～
