庄 I A : 庄内とけちゃま中央情報局のブログ

んだんだ脳炎などのアナログ通信からデジタルに移行した基地外のブログです。 ついでに、多重人格者(えっ!私だけなんですかねえ?)

米国ではヒラリー・クリントンを逮捕せよ!旋風が巻き上がっている①

2分割投稿記事 1/2

↓印 : 副島隆彦氏の記事が主体になります。


ヒラリー・ローゼンベルグ・ロックフェラー・クリントン女史(俗名)
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当ブログのヒラリー・クリントン 関連過去記事抜粋
2016/5/28(土)




本題
編集 by   
米国では「ヒラリーを逮捕せよ!」旋風が巻き上がっている!
↑アカウント停止妨害
↓RKブログ保存版 よりURL訂正………
http://rkblog3.html.xdomain.jp/201608/article_58.html 
作成日時 : 2016/08/13 06:02  コメント 55


ヒラリーが裏社会の看板であり、犯罪まみれのヤクザの「姉御」であることを、米国民は知っている。

米国民の圧力が、ヒラリーの血圧を上昇させ、心臓の冠状動脈を詰まらせる。
心房は、微細動を起こし、不整脈が断続する。

米国民諸君、もっとプレッシャーを!
ヒラリーを眠らせるな!
1%(支配層)をワシントンから追い出せ。
ヒラリーにジャズの名曲を捧げる。

Strange Fruit By Bilie Holiday 奇妙な果実)
Southern trees bear strange fruit (南部の木には奇妙な果実がなる)
Blood on the leaves and blood at the root (葉には血が、根にも血を滴たらせ)
Black bodies swinging in the southern breeze (南部の風に揺らいでいる黒い死体)
Strange fruit hanging from the poplar trees. (ポプラの木に吊るされている奇妙な果実)
Pastoral scene of the gallant south (美しい南部の田園に)
The bulging eyes and the twisted mouth (飛び出した眼、苦痛に歪む口)
Scent of magnolias sweet and fresh (マグノリアの甘く新鮮な香り)
Then the sudden smell of burning flesh. (そして不意に 陽に灼ける肉の臭い)
Here is a fruit for the crows to pluck (カラスに突つかれ)
For the rain to gather for the wind to suck (雨に打たれ 風に弄ばれ)
For the sun to rot for the trees to drop (太陽に腐り 落ちていく果実)
Here is a strange and bitter crop. (奇妙で悲惨な果実)

ヒラリーよ、あんたは、その枝からぶら下がった奇妙な果実がお似合いだ。

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2016/8/12 09:14
peco

副島隆彦さんによると、
 『Lock her up』旋風が全米で巻き起こっているとのことです。 
 http://www.snsi.jp/tops/kouhou/page:1 
「1920」番”Lock Her Up!”「ヒラリーを逮捕せよ、投獄せよ!」
の嵐がアメリカ全土でわき起こっている。 2016.8.11  副島隆彦

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ワシントンポストもマイケル・フリン氏が演説中
『Lock her up!』コールをしたことを報道。
↓本文とグーグル翻訳機能 を併記
Michael Flynn leads chants of 'lock her up' at Republican Convention
マイケル・フリンは、共和党大会で「彼女をロックアップ」のチャントをリード

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August 11, 2016 6:01 PM EDT - Retired Lt. Gen. Michael T. Flynn called for Hillary Clinton to drop out of the presidential race during the Republican National Convention in Cleveland. (Republican National Convention)
2016年8月11日18:01 EDT - 退職中将マイケル・T・フリンは、クリーブランド共和党全国大会時の大統領選挙から脱落するヒラリー・クリントンを求めた。 (共和党全国大会)
© 1996-2016 The Washington Post

(Michael Flynn leads chants of 'lock her up' at Republican Convention) 

マイケル・フリン氏はトランプの外交顧問

外交問題でトランプの顧問になっているのはオバマとダーイッシュとの関係に批判的な前DIA局長
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【1920】番 ” Lock Her Up ! ” 「 ヒラリーを逮捕せよ、投獄せよ!」
の嵐が アメリカ全土でわき起こっている。 2016.8.11 副島隆彦
【冒頭省略】
大事なことを箇条書きで書いてゆく。
詳しくは、会員ページに書いて、逐一、載せてゆく。

1.
弟子たちと半年掛けて編んだ研究書、蕃書調所(ばんしょしらべしょ) 明治を創った幕府の天才たち が、ようやく終わった。
この本は、9月中頃には出版になる。
私が、弟子たちの論文に、真っ赤っ赤になるまで、赤ペン入れ(朱筆し)た。
私も疲れ果てた。

 これで、何とか一章一章が、人様(ひとさま)に買って読んでいただけるだけの、優れた内容になった、と自信を持って言える。
弟子たちの才能がどんどん、開きつつある。
私にとって能力のある弟子たちを、一人ずつ、一人前の物書き、言論人に育てることは、どんなに忙しくてもやらなければ済まない、それこそ天命(ティエンメイ)だ。
この本を、乞うご期待だ。
本当にびっくりするぐらい重要なことが、幕末と明治初に起きていたことが書かれています。

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2.

私は、ヒラリー対トランプの闘いをずっと、追いかけている。
この7月には、実にいろいろなことが次々と起きた。
私が世界の大事件を、追いかけて、自分の脳(=思考力)で咀嚼(そしゃく)するだけでも、大変だった。
 一体、この7月1日から、世界で何が起きていたか、を分かることは、この秋からの世界の激動を知るための大事な土台だ。
 私は、
ヒラリーは、どうせ、(どの道)逮捕され、投獄されるのだ と言い切る。
なぜなら犯罪の証拠が次々と明るみに出ているから。
もう隠し通すことは出来ない。 行くところまでゆく。
私は、ヒラリーは逮捕される、の理由をずっと証拠の文献と記事をたくさん挙げながら書いて行く。
 この7月に次々と起きたことについて。

3.

7月1日に、ロレッタ・リンチ米司法長官(=検事総長、黒人女)が、こともあろうに、利害関係人であるビル・クリントンと密かにアリゾナ州の空港の司法長官の専用機へー。アメリカの高官は、こんなものを持っているのだでコソコソと会って話した。

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ロレッタ・リンチ米司法長官

 これで、やがてリンチはリンチに遭う、ギャクでは済まない自分自身が捜査妨害、証拠隠滅(いんめつ)の罪で逮捕、起訴されるだろう。
コーミーFBI長官の方は、首の皮一枚で、なんとか職務を全うしたで逃げ切れるだろう。
今、ロレッタ・リンチ司法長官(検事総長)は、司法省 ( Department of Justice デパートメント・オブ・ジャスティ の中で、長官のくせに孤立して、部下の職員たちからの、大きな猜疑心と蔑(さげす)みの注目を浴びているだろう。
針の筵(むしろ)に座らされている。
 検察官たちのトップにいる者が、自ら犯罪に荷担し、証拠の隠滅、犯罪の立証を妨害する行動を取った、ということで、この黒人女は、今、激しい非難の嵐の中にいる。
司法省も、FBIも、それから、CIAでさえが、ヒラリーメール問題=ベンガジ事件の再調査に入った。
一度、終了したと、宣言した調査これは犯罪調査。インベツティゲイション invetigation だを再開したのだ。  
 
 米国務省の幹部たちが、怒り狂っている。
自分たちに内緒で、秘密で、長官が、クリントン・ドット・コム Clinton com という自宅サーバー、およびドメインで、無防備に、ヒラリーが、機密が重要に保護されている国務省のアカウントを使わないで、女のバカ知恵、浅知恵 女という生き物には、男が持つ、抽象力、観念=イデア、idea = がない。男は、女が子供を産む様子をじっと見ていて観念というものを生んだのだ。そのせいで、人類は不幸になったとも言える で、いいかと思って、自分の手下の、配下の 国務省の下部組織である、CIAの特殊部隊、暗殺部隊、工作班をいいように使っていた。
それが、今もどんどんバレている。
それがベンガジ事件だ。
もう逃げられない。

 これを、日本の新聞では、意味不明のまま、
公務を私用メールで使った違法行為(規則違反)
などと書いている。
書いている日本人の新聞記者たちが、その意味が分かっていない。
 何が公務で、何か私用メールなのか。
国務長官だったヒラリーが発信し、交信したメールはすべて公務である。
私用(プライベット)メールなど無い。24時間、公務員である。 
 国務長官だったヒラリーは、どんな内容でも、誰にメールを書いても、それは、公務である。
私人の、個人用のメールでした では済まない。
自分が殺した2011年10月20日、5年前アンマール・カダフィの亡霊が、怨霊(おんりょう)、死霊(しれい)が、ヒラリーにびっしりと取り憑(つ)いて離れない。

7月5日に、
証拠不十分で、ヒラリー・クリントン氏 は、刑事起訴に値しない
と、コーミーFBI長官が、孤答申warrant ワラント、おすすめを出すと、即座に、ロレッタ・リンチ司法長官が、
不起訴と決定する
と発表した。

すると、即座に、ドナルド・トランプが、
ヒラリーは、不起訴だそうだ。ロレッタ・リンチと、ビル・クリントンは、アリゾナ州の飛行場で、 孫とゴルフの話をしただけ、だそうだ。 この国の 政治体制は、腐っている,不正に操作されている 」 
 the political system is rigged. "
と ツイッターして、演説でもわめいた。

 国務長官である ヒラリーの命令で、カダフィが殺されたあと、200億ドル(2.4兆円)相当のリビアの国家資産は、強奪された。
そして、それらは、秘密協定で、シリアと北イラクに作られた、ISイスラム国」とアル・ヌスラ戦線の 創設、運営費となった。
それが、7万人の IS(アイエス) の 傭兵部隊の 給料とかになった。
とうことは、ヒラリーの命令で、アメリカ合衆国がやったことは、国家犯罪(state crime ステイト・クライム)である、ということだ。
さらには、アメリカは、犯罪国家 (crime state クライム・ステイト)だということだ。

 このことが、普通は証拠が出ない。 証拠がなければ犯罪は成立しない。
ところが、今回は、このバカ主婦ののいばりんぼ のお陰で、証拠が、ボロボロと出てきてしまっているのだ。
だから、ヒラリーは、犯罪者として、逮捕、投獄されなければいけないのだ、という 理屈になる。
この理屈を誰も説明しようしないから、日本では私、副島隆彦が言っているのだ。

 トランプは、はっきりと言った。
" Hillary is the founder of IS. " 「ヒラリー・イズ・ザ・ファウンダー・オブ・IS
と。
ヒラリーはIS(アイエス)の生みの親であり、創設者だ。 ヒラリーがあの凶暴なISを作ったのだ
と。
だから、ヒラリーを、刑務所に入れなければいけないのだ。 

4.

トランプ支持者たちは、全米の、どこの会場でも、毎日、
ヒラリーを逮捕せよ、投獄せよ
と怒号している。
これは国民政党である 共和党の多数意思だ。
これが、 Lock Her Up ! Lock Her Up !  の大きな怒号である。
ロック・ハー・アップ! ロック・ハー・アップ! とは、
ヒラリーを逮捕せよ、投獄せよ の大合唱 ( chants チャンツ) である。

Republican National Convention "LOCK HER UP" 7-19-16
2016/07/20 に公開

共和党党大会(2016/07/19)
原題:Republican National Convention "LOCK HER UP" 7-19-16
ニューズウイーク誌の日本版 では、このように書かれている。

(転載貼り付け始め)

 Fear and Loathing in Cleveland 

クリーブランドでの共和党大会は、恐怖と脅(おび)えに満ちていた

Newsweek Aug. 2 2016

・・・大会2日目、予備選から撤退したニュージャージー州知事のクリス・クリスティーが登壇した。
彼はトランプへの支持もそこそこに、民主党の指名獲得を確実にしているヒラリー・クリントンを糾弾した。
国務長官時代の私用メール問題について模擬(もぎ)裁判を始めた。
会場から有罪!」 「牢屋にぶち込め! と声が上がった。

・・・・同じ日、ニューハンプシャー州下院議員のアル・バルダサロがラジオ番組に出演した。
大使ら4人が死亡した2012年のリビア米領事館襲撃事件ベンガジ事件について、当時、国務長官だったクリントンは、
国家反逆罪で銃殺されるべきだ
と言い放った。

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦です。 党大会は、こういう感じだったのだ。

 共和党だけではない。
民主党の党大会でも、バーニー・サンダーズ支持派の各州の代議員(デレゲイツ)を中心にして、
 Hillary for ✖ President ・・・ Prison 
ヒラリーを大統領に、ではなくて、刑務所送りにしろ
とスローガンを掲げて、騒いでいる。
それが、今のアメリカ合衆国だ。

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ヒラリーを大統領(President)へではなく
「ヒラリーを刑務所(Prison)へ」 と書かれたTシャツ

そんなことを言っているのは、副島隆彦だけだ。どうせ、ヒラリーが勝つんだよ
と、甘い考えで、生きている低脳(ていのう)たちは、自分たちは、グローバリスト地球支配主義者の手先をやっていれば、安泰だ、と思っている。
吠(ほ)え面(づら)をかくな、と、私、副島隆彦が書いたら、
副島、お前こそ、吠え面をかくなよ
と言うだろう。

 まあ、いいだろう。
世界史の大きな転換点での大きな動き歴史のダイナミズムというものを測り間違いを私はしない。

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●サンダースの支持者たちの ヒラリーに抗議するデモ

Bernie Sanders delegates now staging a walkout after DNC threw their votes in the trash

民主党党大会初日(2016/07/25)、サンダース支持者による抗議。
※この様子はCNN、MSNBC等で流されなかった。
引用元:BernieSanders delegates now staging a walkout at DemsInPhilly after DNC threw their votes in the trash


 以下に乗せる、たかが日本の日経新聞経団連、農協と共に、大手町に大きな共同ビル、寄り合い所帯、を建てたでも、次のような新聞記事を書いている。
よーく読んでご覧なさい。
集まった6千人以上の(トランプ)支持者は『クリントンを投獄しろ!』と連呼した
とはっきりと書いている。

(転載貼り付け始め)

11月本選へ舌戦開始 米大統領選、支持拮抗」 
2016年7月31日  日経新聞
 正式に大統領候補に指名された民主党ヒラリー・クリントン前米国務長官(68)、共和党の不動産王ドナルド・トランプ氏(70)が29日、11月の本選に向けて舌戦を開始した。
トランプ氏が一時上回った支持率は再び同率となるなど、人気が拮抗している。
両者は勝敗の行方を左右する激戦州を重点的に遊説し、1人でも多い選挙人の獲得を目指す。


7月29日、ペンシルベニア州で演説するクリントン氏=AP
 真実が明らかになるまであと100日だ
クリントン氏は29日、党全国大会を終えた東部ペンシルベニア州フィラデルフィアでの集会で、1千人以上の支持者に投票を呼びかけた。
 トランプ氏が共和党大会で、
18万人近くの犯罪歴のある不法移民が今夜もうろついている
などと訴えたことに対し
(トランプ氏は)国が衰退する暗い絵を描こうとしている。 米国を破綻に導くことしかできない
クリントン氏は強調した。 
 クリントン氏は副大統領候補のティム・ケーン上院議員(58)とともにバスで3日間かけて遊説しながら激戦州オハイオへ向かう。
同州は民主、共和の支持率が拮抗する。
本選は大半の州で1票でも多く獲得した候補がその州の選挙人を総取りする仕組みで、激戦州の動向が勝敗の鍵を握る。


7月29日、コロラド州で演説するトランプ氏=AP
 トランプ氏は同日、激戦州コロラドでの集会で
我々はここで勝たなければならない
と気勢を上げた。
同州はヒスパニック(中南米系)が多く、メキシコ不法移民を攻撃するトランプ氏には不利だ。
予備選でもテッド・クルーズ上院議員が勝利した。
 
昨夜の(ヒラリーの)ウソばかりの演説を見た後では、もはや紳士ではいられない
攻撃を本格化すると宣言した。
集まった6千人以上の支持者は
クリントンを投獄しろ!
と連呼した。
 米CNNテレビなどが22~24日に実施した世論調査はトランプ氏の支持率が3ポイント上回ったが、ロイター通信の25~29日の調査は逆にクリントン氏が5ポイント上回った。
米政治専門サイト、リアル・クリア・ポリティクスがまとめた主要調査の平均値は、29日時点で両者が44.3%で並び、接戦となっている。 
 調査会社ニールセンによると、指名受諾演説の視聴者はトランプ氏が3220万人で、クリントン氏の2980万人を上回った。
米国の分断を象徴する異例の戦いに全米が注目している。

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦です。

5.

7月15日に起きた、トルコ・クーデターそして10時間で失敗、のことも書いておく。
私は今もトルコで起きたことをずっと調べている。 本当は何が起きていたか。
公表された西側の英文の記事とかを根拠にするしかない。
 はっきりしたことは、首都アンカラで、銃撃戦で2千人ぐらいが死んでいる。
警官隊エルドアン大統領側と軍隊クーデター軍で激しく撃ち合ったようだ。
死者は公表された4百人ではない。
SASのようなトルコ軍の精鋭の特殊部隊が、主力になってクーデターを実行した。空軍の司令官が実行部隊のリーダーだとされる。
 この将軍は、ピストルを突きつけられながら、アンカラエルドアン大統領の大統領警護隊 Presidential guard =政治警察=国家秘密警察官たちに反撃されて、捕まって、そのままテレビに出て、
反乱は失敗した。投降せよ
と言わされたあと、射殺されたようだ。
空挺部隊と戦闘ヘリコプター部隊メカナイズド・キャバルリー mechanized cavalry 空の騎兵隊は動いていない。
15日のクーデターcoup d’etat の直後の首都アンカラの様子がほとんど映像で写らない。
エルドアンコンスタンチノープルに到着したのは、ここの空港皮肉にもケマルア・タチュルク空港が、反乱軍(クーデター側)に制圧されていなかったからだ。
 首都の エルドアンの大統領官邸警護隊=警察部隊 と 反乱軍が衝突して、反乱軍の戦車が、乗用車で突っ込んでくる警護隊をぺしゃんこにした。
が、4,5台も突っ込んで来ると戦車でも止まるようだ。
そういう戦いをやったようだ。
アンカラの議会にも、戦闘爆撃機が一機?二機 だけだが爆弾を投下したから、議場にいた、エルドアンAKP。与党、公正発展党ではない反対党の野党の議員たちも激しく怒ったようだ。
 エルドアンが居たのは、南部のギリシア側の Marmaris マルマリス という都市のリゾート・ホテルだ。
ここを精鋭のクーデター部隊が襲撃して、エルドアンを殺害する、という計画であった。
数十人しか護衛を付けていなかったであろうエルドアンは、すんでの差で、ホテルから脱出して逃げ延びた。
飛行場は制圧されていなかった。
このクーデターの決行の情報を、ロシアの、シリアのラタキアの空軍基地が通信傍受して15日の午後4時頃いち早く、ロシアが知ってそれをトルコ政府に伝えた、という記事がある。
 だが、それよりももっと早く、プーチンNATOの将軍たちの中に送っていたスパイから、この不穏な動きを知ったようだ。
アメリカの特殊部隊(ヒラリー、ネオコン系)が背後で引いている。
プーチンは、エルドアンに緊急で電話して、
殺されるぞ。危ないぞ、逃げろと言った。
エルドアンの護衛隊も何人か死んでいるそうだから、相当に緊迫した、銃撃戦を含めた、命懸けの逃走劇だったようだ。

 トルコでは、その後、6万人の公務員や、大学教授、学校の教員たちの公職追放(解職、クビ)が行われている。
捕まった クーデター実行部隊の軍人たちは、きっと、拷問にあっている。
後ろ手に縛られて、パンツ一枚で、床に多くの逮捕者が、転がされている映像が出ている。
逮捕された反乱軍の軍人は、一万人ぐらいだ。
幹部の、数百人の反乱軍の将校たちは、絞首刑にされるだろう。
 もう、トルコは、偽善的な死刑廃止のEUの基準を満たす気は無いので、もうEUに入れてください運動はやめるだろう。
NATO(ネイトー)からさえ、脱退しかねない。
トルコは、イスラム同胞団ムズリム・ブラザーフッドという穏健派のイスラム教(思想)が国民の多数派の支持を集める国にであることが、はっきりしてきた。
これは、文明史的な規模での、人類の動きだ。
この500年間16世紀から始まったのヨーロッパ近代モダーンの優位制が壊れつつある。

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2016年8月9日、サンクト・ペテルブルグ で

ロシア・トルコ首脳会談

 8月9日(おととい)のサンクト・ペテルブルグのロシア・トルコ首脳会談では、エルドアンプーチンも不愉快そうに、お互い、そんなに打ち解け合っては居なかった。 どっちが上か、ロシアの風下には立たないぞ、という感じの厳しい交渉だったようだ。 

 流石(さすが)に、一千年の歴史を持つオスマン・トルコ帝国 とロシア帝国の、駆け引きだから簡単ではない。
だが、エルドアンは、記者たちの居る前で、声明文を読み上げて、その冒頭で、
クーデターが起きた直後に、プーチン大統領から電話をもらって有り難かった
と憮然(ぶぜん)とした表情ではっきりと言った。
エルドアンは、プーチンから命を助けられたのだ。 

 命の恩人の言うことを人は聞く。
このあとの、天然ガスの供給ルートである、黒海横断パイプラインと、トルコ・パイプラインの工事の再開が、どれぐらい両国にとって、重要なことであるか。
そしてヨーロッパまで運ばれる。
このことは、私、副島隆彦の秋に出す金融本で詳しく書く。 

 ということは、西側同盟(ザ・ウエスト)が、ナブッコ計画以来、トルコを、ロシアから自分たちの側に取り上げて、ロシアの収入の生命線を断ち切る、という大きな戦略で動いていたのだが、西側同盟と アメリカのヒラリー派は、決定的な大失敗をした、ということだ。
 
 田中宇(たかかさかい)氏が、書くとおり、これで、シリアもトルコも、北イラクも、ロシア・プーチンの支配圏、勢力圏に入った、ということだ。
アメリカはもう、手出しができなくなった。
7月15日のトルコ・クーデター失敗については、もっともっと書きたい。



につづく