庄 I A : 庄内とけちゃま中央情報局のブログ

んだんだ脳炎などのアナログ通信からデジタルに移行した基地外のブログです。 ついでに、多重人格者(えっ!私だけなんですかねえ?)

裁判所の正体:瀬木比呂資志&清水潔の新書朗読&文字お越し①最高裁の統制方法

関連既出記事抜粋
日本最大の伏魔殿=最高裁事務総局の裁判官人事権が元裁判官により暴露小説化 
 ~
瀬木比呂志さん著書:黒い巨塔など~



香川県弁護士会創価に嵌められた生田輝夫弁護士の補佐役でもあった山崎康彦氏のブログ=杉並からの情報発信です ……2017.06.01記事
■我々『フツーの民間人』は日本という恐ろしい国に住んでいることをまず自覚しなければならないのだ! より、主要部分の項目のみ抜粋&画像は検索にて編集

①大手マスコミは元TBSワシントン支局長山口敬之による【レイプ犯罪】被害女性詩織さんの5月29日の司法記者クラブでの記者会見をほとんど報道しなかった!


②これだけの数マスコミがいながら報道した社はほんのわずか。
 =29日、司法記者クラブ 撮影:田中龍作氏


   ①②【画像】
   ●嘘もバレバレの山口敬之強姦魔
●元TBS支局長の「レイプ事件」を闇に葬るメディアの大罪
イメージ 3 イメージ 4


③日経電子版「クイックVote」では内閣支持率が急落
 20170601日経電子版クイックVote内閣支持率

④今日の推薦本 (朗読)
■瀬木比呂志・清水潔(きよし)著
【裁判所の正体 法服を着た役人たち】(新潮社刊2017.05.20\1500+税)
 元エリート裁判官に辣腕事件記者が挑む!『忖度と統制で判決は下る!』
第1回 (2017.06.01)
第7章 最高裁と権力 P292~336
 最高裁の統制の方法 P292~298


 1回目文字お越し
最高裁の統制の方法は、埋め込み動画の下方に記します。


  ③【画像】
  ●日経電子版 クイックvote内閣支持率 
最終5/28
   : これでも、粉飾支持率で一桁違う2.73%の間違いでねえかい?
裁判所の正体―法服を着た役人たち
瀬木比呂資志&清水潔(きよし)
5/20発刊
イメージ 2 イメージ 1
各画像 拡大ボタン ↑

↓ 出鱈目な言い掛かりで、動画の削除&You Tubeアカウント全面停止。

当方が初めて山崎康彦氏のYou Tubeをアップした途端に速攻全面削除されたので、
埋め込み動画をツイキャスに貼り換えて、徹底抗戦します。
ツイキャスまで消しにくるか? 当方ブログまで監視してるんだろ、承知してるぞ!
ユダヤ権力朝鮮悪の安倍晋三菅義偉(すがよしひで)悪代官裏社会一味!
即刻、くたばれ! 
・・・・・・2017.06.05.朝、修正更新
2017.06.01 YYNewsLive (ワイワイニュースライブ)【YouTube
我々『フツーの民間人』は日本という恐ろしい国に住んでいることをまず自覚しなければならないのだ!
【消された埋め込み動画跡地】
59:50 https://youtu.be/EgasH2qi_gc 
イメージ 7 山崎康彦 ←山崎康彦さんのYou Tubeアカウントも全面削除されました。
このアカウントは、スパム、詐欺、誤解を招くコンテンツに関する YouTube ポリシーやその他の利用規約に対する度重なる違反、または重大な違反のため停止されています。
よほど、裏社会安倍晋三一味にとって、都合の悪い動画だとみました。
You Tube 記事は、原文のまま残しておきます。ツイキャスで徹底代理抗戦(怒)
2017/06/01 に公開
世直しネットTV【山崎康彦のYYNewsLive】
は、視聴者総数200万人(4年間)、毎日1000-1500人が視聴する真実・事実を追求するタ ブーなき報道番組。
土曜以外毎日午後7時から約1時間半放送されます!
http://twitcasting.tv/chateaux1000/show/ 

我々『フツーの民間人』は日本という恐ろしい国に住んでいることをまず自覚しなければならないのだ!
イメージ 8
59:50 http://twitcasting.tv/chateaux1000/movie/376791470 

↓消されたYou Tube 原文のつづき

放送のテキスト台本は、閲覧総数1200万ページヴュー(9年間)、訪問者総数420万人、毎日1,500-2000人が閲覧する真実・事実を追求するタブーなきブログ【杉並 からの情報発信です】で読めます!
http://blog.goo.ne.jp/yampr7
 



裁判所の正体ー法服を着た役人たち:朗読&文字お越し①

第1回 (2017.06.01)
第7章 最高裁と権力 P292~336
 最高裁の統制の方法 P292~298
 動画は、11:00~26:06

新潮社
司法の独立は嘘だった! 元エリート裁判官に伝説の事件記者が切り込む。
http://www.shinchosha.co.jp/book/440503/ より、抜粋

第7章 最高裁と権力
最高裁の統制の方法最高裁ヒエラルキー最高裁長官と事務総局がもつ絶大な権力/裁判官が国の弁護士に?――三権分立は嘘だった/最高裁判例に拘束力はない?/日本の官全体の劣化/最高裁と時の権力の関係/「憲法の番人」ではなく「権力の番人」/最高裁判事の人事から見える構造の根深さ

対談形式(敬称省略)
最高裁の統制の方法 ↑You Tube 動画の朗読は、11:00~26:06

清水潔(しみずきよし)
私たちが想像しずらい部分なんですけれど、
例えば政権、国が国に対して望まないような判決を出した場合、裁判官の方はどういう事が起こるという危険を感じるでしょうか?

瀬木比呂志(せぎひろし)
端的に言えば、最高裁の意に沿わない判決をしたり論文を書いたりすれば、いつどこかで必ず報復されるという事です。
それがよく見える最近の例が、既に触れた通り、福井地裁の樋口裁判長が名古屋家裁に転勤させられたということですね。
樋口裁判官のこれまでの経歴を見れば、ここで急に家裁というのはおかしいですよ。
最後に家裁というのは窓際的な人が辿るコースですが、樋口さんのこれまでのコースはそういうコースではないので、あれは明らかに非常によく見える形での直接的な見せしめなのです。

清水
原発再稼働差し止め判決の結果ですよね?

瀬木
そうです。
でも、その時メディアは、樋口裁判官の人事について批判するなどして、彼を助けるべきなのに、ごく一部を除いて傍観していた。
あれにも、本当にガッカリしました。

清水
まさに最高裁を意識して仕事をする判決を書くという状況があるという事を仰ってるわけですよね?

瀬木

そうです。 事務総局・最高裁の方を見ながらです。
これが、所謂(いわゆる)ヒラメ判決の意味です。
裁判ですから、本来は目が当事者の方を見て、かつ広い世界を見て、自分の倫理や価値観に照らして、かつ、法に従って裁判をしなければいけないのに、両目ともが最高裁と事務総局の方に引っ張られてヒラメになるわけです。
一方方向へ、目が強く引っ張られてしまうという事です。

清水
最高裁を頂点としたヒラメ判決裁判。
その話でいくと、最高裁と時の政権の関係性が重要になります。
そこは、どうなっていますか?

瀬木
これは、例えばアメリカの学者たちの考え方も2つに分かれていて、裁判官は自民党に支配されているという見方と、必ずしもそうではないという見方があったと。
自民党に支配されているという方が、より優勢ですね。
大筋、正しいですけれど、自民党とだけ言ってしまうとちょっと狭すぎて、やはり権力です。
時々の権力、また日本の権力者の恒常的な形みたいなものに対しては、自己規制をしているところが大きいです。

清水
例えば、民主党政権の時とかは、何か変わったんでしょうか?

瀬木
そうですねえ、民主党政権の時には自民党に比べれば、全体的に統制をしませんでしたから、政権の意を受けてどうこうというところは緩んでいた部分があると思います。
ただ、福島第一原発事故後の一連の対応を見てわかる通り、民主党が本当に民主的自由主義的な政権だったか?というと、そこは疑問であって、自民党と比べるある程度そうだという程度だったんでしょう。
失敗も多かったですしね。
いずれにせよ、裁判所も民主党政権がそれほど長く続くとは思っていなかったでしょうから。
権力は、自民党にやがて戻るということを前提として、様子をみていたというところかと思います。

清水
先ほど、統治と支配の話が出ましたけれど、答えが先に決まっていて、その辻褄を合わせる為に判決文を書くという事は現実に起きているわけですよね?

瀬木
そうですね、まず結論。
そして辻褄を合わせる為に、既に触れたような誤魔化しのレトリックを用いる。
まあ、市民国民を愚弄しているわけですけれど、最高裁のすべき事ではない。
最高裁判決の中から典型的なものを上げますと、大阪国際空港の事件(大阪国際空港夜間飛行差し止め等請求事件、1981年:昭和56年12月16日)と米軍の飛行の事件(横田基地夜間飛行停止等請求事件1993年:平成5年2月25日)があります。
民間空港である大阪空港については、航空行政権というこれまたよく分からない日本語を持ち出して、国に航空行政権がある以上、飛行の差し止めは一切まかりならんという理屈です。
この判決の書き方からすると、それによって聴覚被害等の大きな被害が生じても駄目だという風に読めるんです。

清水
判決を書くにあたって、まず結論を決めて、それから航空行政権という理由を作るか探すかして、それに従うべきだと書く最高裁原発訴訟判決に似た感じですね。

瀬木
米軍の飛行の方も酷く、簡単に言うと、米軍の飛行は国の支配の及ばない第3者の行為だから、国に差し止めを求めるのは主張自体が失当であると言うのです。
これは凄くて、簡単に言い換えると、アメリカのやる事だから国は一切、与(あずか)り知らないという事なんですね。
でも、だったら何のために憲法があるのか?
それははっきり言って、内容的に見ても植民地の裁判ですよ。

清水
アメリカの属国であると、裁判官が認めたように思います。

瀬木
正にそうです。
アメリカと日本が日米安保条約を締結して、それに従って米軍が飛行してるんですから、国は当然、条約を提携した責任があります。
それから、条約ないしこれに基づく法律の定めがないから止められないと言うんですけど、適切な法律が無ければ国にはそれを作る義務があります。
また、日米地位協定の紋々上、第2条2項にも両国政府は一方の要請があれば取り決めを再検討し、施設の返還や新たな提案の合意ができると、はっきり規定されています。
施設の返還まで求める事ができる以上、国がアメリカに対して飛行の対応に関する協議の申し入れすらできないはずがない。
ごく普通の常識からみて、そう考えると思います。

清水
なるほど!

瀬木
それから、憲法秩序は条約に対して優位にやるというのが、どこの国にも憲法学の通説で、そうでなければ条約は憲法を破ってしまう事になるので、特に憲法上の基本的人権や人格権の侵害にかかわる事件については、国は一層そういう問題がないように努めなければいけないわけです。
これも、どの国でも憲法の常識です。
リアリズム法学的にやや露骨に言えば、
『この判決の裏にある裁判官の思想は、アメリカが絶対だと、安保条約は憲法に優先する、だからアメリカのやる事について私たちは一切、与(あずか)り知らない』
と、そういう事だと思うんです。
それに、小理屈をつけているだけです。
それ故、非常に不完全な小理屈。

清水
正に不完全だと思うんですけど、主張自体が失当である、
こういう紋々ですよね。
法服を着た方に、上からこういう風に言われると、
『ああ、そうなのかな。』
と、我々は思ってしまいますね。

瀬木
はい。
これも残念ながら、今だに多くの人がそう思っていて、沖縄の記者さえ
『第3者の行為だから差し止められないと言われても、そう言われればそうなのかな?』
と、思っていたけど、瀬木教授の本を読んで、初めてそうではない事が解った。
実は僕自身にとっても、この事件は痛恨の事件なんです。
僕の沖縄の赴任については、嘉手納基地騒音公害訴訟という長くかかっている裁判があって、その審理が迷走気味なのに、訴訟式判決を適切にやれる若い裁判長が見つからない。
それで僕が行かされるという事になったようなんです。

清水
継続中の審理に合わせた裁判官人事というのは、やはり実際に存在するんですよね?

瀬木
そうですね。いろんな形である。
この事件の場合には、強権的に出るような裁判長では増々こじれてしまうので、民事訴訟法等についても理解のある学究肌の人間の方が良いという選択だったのではないかと思います。
迷走審理しているのを、短い時間でもきちんと争点整理して判決しないといけないので、原告側の弁護士さんたちの理論的中心であった大阪から来ていた人々も、方針をよく解って協力してくれて、それで早期に判決ができた。
那覇地裁沖縄支部1994年:平成6年2月24日判決)
それで我々の判決としては、大阪国際空港みたいに、『問答無用で一切差し止めを認めないというのはおかしい、こちらは米軍であり事案が別ですから、せめてこっちでは明らかな健康被害があれば差し止めが可能である』という大きな枠組みを立て、あとは証拠に従って、そのような被害があるかどうかを考えていこうという方針だったのです。

清水
それは合議ですか?

瀬木
合議で、僕が裁判長だったんです。
赴任した時はまだ38歳で、全国でも一番若い方の裁判長だったと思います。
それで一旦はそういう合議をし、その部分についてはそういう方向の判決案も書いていたんですが、ところがそこで最高裁横田基地の判決が出てしまって、どうするかという事で合議し直したんですけど、議論の結果、最高裁の判決が出た以上、これに従うしかないだろうという結論になり、そうしましょう、その時点では僕もやはり最高裁の判決はちょっとしたもので、正しいもので基本的に従うべきものだという思い込みがまだありましたね。

清水
それが一般的な裁判官の判断でしょうね。

瀬木
そうかもしれないですね。
でもやはり、沖縄という場所に行って、自分の転勤も陪審の転勤も控える状況で、彼らも当然東京へ帰れるような人たちですから、無言の強い圧力を感じた事を否定できません。

清水
やはり、感じるんですね。

瀬木
この判決の心臓部ともいうべき一番重要な部分の論理を捨ててしまった。
他の部分は各論を含めきちんと誠実に書きましたが、一番重要な部分からが落ちてしまった。

清水
この構造は、やはりヒラメという構造なんでしょうか?

瀬木
まあ、最初から最高裁の意図ばかりを忖度(そんたく)しているばかりではなく、寧ろ大阪国際空港とは事案が違うとして、別の枠組みを立てようとしていたわけですから。
ヒラメとまでは言えないと思いますが、ひとつには最高裁判決というものを、根本から疑ってみるという視点がなかった。
もうひとつは、さっきのような無言の圧力みたいな部分をきちんと意識化できていなかった、という事ですね。
その事がやはり僕が日本の裁判所、裁判官の在り方とか、自分の裁判官としての在り方を深く考え直してみる1つの大きな転換になりました。
あとから、その判決の事が凄く棘(とげ)になって残ったという事です。
僕は判決・和解で悔いが残ったというのは殆どないんですが、これは残りましたね。

清水
今、2つの大きな話があったと思うんですが、最高裁が正しい判決を出すだろうという考えと、最高裁が出した判決には従わざる負えないという考え方、これは似ていて違いますよね?

瀬木
そうですね。
ただ、裏表ではあります。

清水
その当時の瀬木さんの感覚というのはどちらだったんですか?

瀬木
両方ですね。
さっきもお話ししたように、最高裁判決はなんと言っても、それなりにきちんと考えられた正しいものなんだろうという思い込みがあって、第3者の声だから差し止めできないと言われれば、そう言われれば仕方ない、確かにそうかなと思ってしまったという事を、さっき僕がお話したような理屈をその後ずっと考える中で、これが正しいんじゃないかと思うに至った理屈です。
その時点では、そこまで煮詰められていなかった。
それからもう1つ、直近の時期に米軍基地についても、そういう判決が出た事の謀反の大きな圧力、その2つです。

清水
直近に出てしまった事が、無言の大きな圧力になったという状況ですよね?
タイミング的に、非常に微妙な時になったわけですよね?

瀬木
実に微妙なところ、出ましたね。
まるで意図したかのように感じられるくらい。

(つづく)


著者プロフィール
瀬木比呂志 セギ・ヒロシ

1954(昭和29)年、愛知県生れ。東京大学法学部卒。イメージ 5
1979年より裁判官。 東京地裁最高裁等に勤務。 米留学。
2012(平成24)年、明治大学法科大学院教授に転身。
2017年度中は滞米在外研究。
著書に『絶望の裁判所』『ニッポンの裁判』(各講談社現代新書)、
リベラルアーツの学び方』(ディスカヴァー21)、
『黒い巨塔 最高裁判所』(講談社)の他、
筆名(関根牧彦)による4冊の書物と、
民事保全法〔新訂版〕』『民事訴訟の本質と諸相』
『ケース演習民事訴訟実務と法的思考』(各日本評論社)等の専門書がある。
『ニッポンの裁判』で第2回城山三郎賞を受賞。



清水潔 シミズ・キヨシイメージ 6
1958(昭和33)年、東京都生れ。 ジャーナリスト。

新潮社「FOCUS」編集部を経て、日本テレビ報道局記者・解説委員。
2014(平成26)年、『殺人犯はそこにいる――隠蔽された北関東
連続幼女誘拐殺人事件』で新潮ドキュメント賞
日本推理作家協会賞(評論その他の部門)を受賞。
同書は2016年に「文庫X」としても話題になる。
著書に『桶川ストーカー殺人事件――遺言』(新潮文庫)、
『騙されてたまるか――調査報道の裏側』(新潮新書)、
『「南京事件」を調査せよ』(文藝春秋)がある。



裁判所の正体:瀬木比呂資志&清水潔の新書朗読&文字お越し

 第7章 最高裁と権力 最高裁ヒエラルキー
に、つづく